平成万葉集

平成31年4月14日にNHKで放送された「平成万葉集」…その中で紹介された「私がこんなにやさしくないなんて介護の日々に思い知るなり」という短歌。

俺もそう思うことがある。

俺のやってることは介護なんて言えるほど、立派なことじゃない。しかし、それでも、やさしくなれないことがある。苛立ちを隠せないことがある。受容には程遠いことをしている。

そうさせてしまうのは、決してその人のせいじゃない。その人に降りかかった病のせい。そうだと頭では理解しながらも、行動は真逆になる。
その病は徐々に徐々に進行していく。
いつも思う。このままでいいのだろうか?…と

しかし、その人の傾いてしまった背中を見ると、簡単なことも理解できなくなってしまった自分に不甲斐なく頭を垂れる姿を見ると、いとおしい気持ちになるのはまだ、俺の中には、優しさの欠片が存在するからだろうか?

そんな一欠片が、まだあると信じたい。いや、ある!

2019年4月16日 | カテゴリー : 心情 | 投稿者 : 石川 利人